研究概要

地球環境データコモンズは設立当初より、3期15年に渡り文部科学省委託事業<データ統合・解析システム>を推進し、世界最大級の地球環境情報プラットフォーム<DIAS>を構築しました。

現在、東京大学生産技術研究所(東京大学駒場リサーチキャンパス)、東京大学柏Ⅱキャンパス(国立情報学研究所柏分館/東京大学情報基盤センター)、北海道大学、北見工業大学においてシステム拠点を展開し、超大容量データのアーカイブと解析および多様なシミュレーションを実現しています。
更なる社会実装の導入、より長期的安定的に利活用されるシステムを目指して、社会実装、社会貢献や連携研究プロジェクトとの多様なコミュニティを形成しながら、DIAS基盤システムの拡張、さらなる高度化、多様なアプリケーション群の研究開発に努めます。

本年度2021年度は以下のプロジェクトを中心に研究活動に取り組んでいます。

  • 文部科学省補助事業「地球環境データ統合・解析プラットフォーム事業」(2021-2031)
    (海洋開発研究機構からの委託業務)「地球環境デジタル基盤に関する研究開発、実装支援、高度化、維持管理」
  • 土木研究所業務委託(官民研究開発投資拡大プログラム:PRISM)「中小河川洪水予測システム高度化業務」
  • 科学技術振興機構(地球規模課題対応国際科学技術協力プログラム:SATREPS)「持続可能な社会を支える防災・減災に関する研究:気候変動下での持続的な地域経済発展への政策立案のためのハイブリッド型水災害リスク評価の活用」
  • 三菱電機株式会社との共同研究「DIAS・地球観測データを利活用した監視・予測の高度化に関する研究」
  • 文部科学省受託研究「データ統合・解析システム(DIAS)の強化」

これまでの実績

  • 文部科学省受託研究「データ統合・解析システム」(2006-2010)
  • 文部科学省受託研究「地球環境情報統融合プログラム」(2011-2015)
  • 文部科学省受託研究「地球環境情報プラットフォーム構築推進プログラム」(2016-2020)
    • 「地球環境情報プラットフォームの構築」
    • 「水課題アプリケーションの開発機関」
    • 「基幹アプリケーションFS(フィジビリティスタディ)」(公募単年度採用)
  • 文部科学省補助金『大学発グリーンイノベーション創出事業「グリーン・ネットワーク・エクセレンス事業」GRENE環境情報』(2011-2015)
  • 国立研究開発法人土木研究所研究委託/業務委託
    • 世界銀行 ブラジル東北部渇水モニタリング・予測(2018)
      「ブラジル・セアラ州の渇水監視・予測システムの構築」
    • 外務省/UNESCO 西アフリカ洪水予警報プロジェクト(2019-2020)
      「ニジェール川及びボルタ川流域における洪水予測システムに関する研究開発」
    • 官民研究開発投資拡大プログラム:PRISM 中小河川洪水予測システム構築業務(2018-)
      「中小河川洪水予測システムの構築~拡張~高度化」
  • 国立研究開発法人土木研究所受託研究「避難行動を促す革新的リスクコミュニケーションシステムの構築」(2019-2020)
  • 科学技術振興機構 地球規模課題対応国際科学技術協力プログラム(SATREPS)
    「持続可能な社会を支える防災・減災に関する研究」気候変動下での持続的な地域経済発展への政策立案のためのハイブリッド型水災害リスク評価の活用(データの収集・統合化)(2019-2022)